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5日でブログの腕も上がる??『5日間で「自分の考え」をつくる本』 [読書!]

久しぶりに出版間もない本を読みました!
【5日間で「自分の考え」をつくる本(齋藤孝著)】
2014年7月22日に初版が発売されました。

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本書の中では、『「無茶ぶり」がなければ頭は働かない』、
『新書一冊は三十分で読み切ろう』といったスピードを煽る
キーワードが出て来ますが、
秀逸な目次ページを眺めていると、それも可能だなという、
確信に似た思いが生まれます。

つまり目次をざーっと眺め、キーワードをインプットして、
自分に必要だと思う情報を拾い上げる。
そしてアウトプットによって定着させる。
それをわかるだけではなく実践する。
・・・ですな。

目次のはじめには、この本の目的が書かれています。

『「自分の考え」しだいで人生は大きく変わる
⇒自分で現実を生み出していく力
⇒最終目標は「行動に移すこと」』

5日間の流れはこんな感じ。
『1日目にブログやSNS,ネットに書評を書いて勘を養い、
 2日目に偉大な先人たちが生み出した思考のパターンを学び、
 3日目に生活習慣を見直すことで、「考える体質」を作り、
 4日目に読書によって素養と話題を味方につけ、
 5日目に満を持して「意思決定」に臨む。』

1~4日目は5日目に至る序章だと思うのですが、
ブロガー視点であえて注目したいのは1日目。
『レビューで思考力を高める
「自分の考え」を作る基本レッスン』

『とりあえず、「何かを見聞きしたら、何かを言える」
状態になることが求められる。』
これ、当たり前のようだが、意外と難しい。
すぐに何かを言える人は「自分の考えがある人」、
気の利いたことが言えない人は「自分の考えがない人」と
図解の中で説明しています。

何かを言えるようになる基礎知識もあるに越したことがないし、
著者が言う通り考えがないと発言出来ないですね。
なかなかに手厳しいがその通りです。

『個人的な好みだけを語られても、読み手には意味がない。
(中略)重要なのは、対象にどういうこだわりを持ち、
どういう目線で語るかだ。その独特の“粘着力”や“偏愛”が、
人を惹きつけるのである。』
なるほど。

また自分のキャリア、見る角度を表明することの
重要性も語られています。

『同じ「おいしい」でも。数百円と数千円とでは
まるで観点が違う(中略)「ふだん食べなれている」とか
「滅多に行かない」とか「思い切って奮発して」と言った
情報が加味されるだけでも随分違う。』
確かに。これはあまり書く時には意識していませんでしたが、
読み手の立場に立つと納得出来ます。

他のレビューのパターンとして、
『手取り足取り指導』のレビュー、
(Ex:「この映画は3作目から見よう」や「この店ではこれを頼もう」といったもの)
『一部分についてだけ評論する「限定レビュー」』、
(Ex:リスペクト出来る部分だけピックアップする)
『“つくり手目線”のレビュー』、
(Ex:野球の監督になりきって試合を見る感じ)
などがの切り口はブログを書く上で参考になります。

どれも至極当たり前な気はするのですが、
それでよかったという再認識になるものや、
自分には取り入れられていないものもあり、
まとめて読めたことは今後役に立つでしょう。

5日間で「自分の考え」をつくる本

5日間で「自分の考え」をつくる本

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/07/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『アウトプットを前提とすれば、観察にも力が入る
(中略)ブログやSNSのネタにするとか、
機会を見つけて人に話すことを前提にすれば、
より真剣に観察しようと思う打倒。
それに、記憶にも定着しやすくなるはずだ。』

アウトプットは言葉で表すことだけではなく、
インプットしたものを実際に使えるかということも指すだろう。
自分に取り込んだものを、
どれだけ自分のものに出来るか、
実践しなければ意味はない。

それを鍛える為にもブログを書くというのは
大いに貢献できると再認識しました。

ブロガー目線でということで、
第1日目に重点を置いてレビューしてみました。

齋藤孝先生の本はほとんど読んでいるのですが、
読みやすく、実践に移しやすい形で書かれていて、
それゆえ、やる気をもらえるところが好きです。

反面、何冊も読んでいるのに、まだ自分のものに
なっていないというのも事実なわけで・・・反省します。

・・・とはいえ、一度読んで全て実践するのは
正直無理なわけですから、
ひとつでもいいからやってみる。
アウトプットしてみる。
ひとつ実践するために繰り返し読んでいる。
…とポジティブに捉えればいいですかね(笑)。

この本の中に新聞のクリッピングの話なんかも
出てくるのですが、そういうことをしはじめると、
正直5日間で・・・は、商売の文句では?
とツッコミたくなります。
ですが、騙されたと思って1日ひとつづつ
実践してみるのは大変有効だと思います。
「無茶ぶり」に乗って、能力を高めちゃいましょう。

面白く読めました~♪

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コメント 4

assimane

りんごさんの向上心に感服します。
頭でわかっているだけではダメだね。
行動に移さなきゃね。
by assimane (2014-08-16 08:04) 

hide-life

中々勉強させられる本ですね(汗)
特に僕はグルメでないので食べ物については中々上手く表現出来ませんが確かに少し表現付け足してやれば分かりやすいですね。
自転車乗ってるときはネタばかり考えてたりするので中々鍛えられません(笑)
by hide-life (2014-08-16 15:32) 

りんご

♪ assimaneさん ♪
とても熱しやすいタイプです(笑)。
実践してみる、アウトプットしてみる、
ここが大事ですね。
ちょいと耳が痛かったり^^;。
by りんご (2014-08-18 23:01) 

りんご

♪ hide-lifeさん ♪
わかりやすい言葉で書かれているので、
サラッと読めますよ!
表現を足すのは、意外と盲点ですね。
身体を動かしている時は、いいアイデアが
浮かぶことも多いように感じます。
私はその機会が不足していますが、
ネタを考えて走ってるなんて、素敵です(^^)
by りんご (2014-08-18 23:14) 

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